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令和3年3月

■3月1日(月曜日)晴れ
今日はMクリニックで定期健診の日、かかりつけ医として近くにあるからと深谷市の原郷にあるT医院から変えて何年たっただろう、聴診器をポンポンと当て「お変わりありませんね!」と薬を出すだけの定期健診なのだ

家内の病気が悪化し、
「入院させたいのでお知り合いの入院できる病院を紹介していただけますか?」、
とお願いしたのですが、
「入院させるなら、あなた自身で病院を探してください。」
とやんわり断られてしまったのです。あっちこっちの各病院の相談室に電話し、やっと探し当てたのでした。いざとなった時に役に立つ医院を探さねばと思っている。
高齢になった私はこのMクリニックでいいのかと不安を抱いている。

■3月2日(火曜日)晴れ
昨夜、元曹洞宗永平寺監院であったYSさん(先日アップした家内との馴初め出た人物である。)に電話する。家内が亡くなって初の電話であった。

(永平寺写真は「むさしの散歩日記」さんからご提供いただきました)

同じ会社に勤めていたから私の青春期の師匠でもあったのである。前々から会いに行こうと思っていたが機会がなく延び延びになっている。人生終焉を迎える前に会いたい人の一人である。
家内が亡くなって3ヶ月食事の時はただ一人で静粛の中で食べている。家内が生存していた時はあれやこれや会話しながら食べたので美味しくいただけたが、一人では美味しいのか不味いのかもわからずただ生きるために食べている。
そんな時、長年放置してきたTVがあることに気づき、整理整頓し置く場所を決めて設置した。これからはTVでも見ながら食することが出来る。これでいくらか気がまぎれるだろう。


■3月3日(水曜日)晴れ
今日は桃の節句であるが、我が家ではお雛様を飾った記憶が全くない。物置の何処かにあるのかもしれないが、もはや探す気力もない。
我が家はこうもり傘を所有していたが、一年前くらいに骨が折れて使い物にならなくなって廃棄してしまっていた。そこで新たに軽量24本骨のこうもり傘をネット通販に注文していた。
そのこうもり傘がついにやってきた。近頃あまり外出しないが、これで雨の日も外出できる。


■3月4日(木曜日)晴れ
家内が亡くなって一度も整理していない裏の物置のamazonから購入した商品の梱包材が山のようになっているので、段ボールでもまとめようかなあ~、何かしてないと一日が長く感じて仕方がないのである。しかし、最近妙にモノグサになり始めている。 きっと苦言を言ってくれる家内がいないからだろう。
今日の夕ご飯

このエボダイの開きの旨かったことさすがPAL生協さん


■3月5日(金曜日)曇りのち雨
春がもうすぐそこまで来てる状態になって我が家もフキノトウが出てきてるかもしれないと裏の藪に行ってみたが雑草の除去をしてなかったのでまったく生えていない。おいしいてんぷらやみそ和えが出来ず残念なり。
最近は家内が亡くなって3か月、心の中で踏ん切りがついたような気がする。一人暮らしが寂しいという感覚もなくなりつつある。気持ちが奈落の底に落ち込んでいるとき多くの人たちに励まされて乗り越えられてきたおかげと感謝している。

■3月6日(土曜日)曇り
家内が使っていた河合ピアノを長年家内がお世話になったピアノの先生Iさんの生徒さんにプレゼントすることにしていた件、今日、午前中、ピアノの先生Iさんが確認に来てくださった。家内のために大きな花束を頂戴し、墓前にあげた。
かなり重量があるので男手3人くらいは必要と話した。13日か14日に引取る予定と話していた。ピアノの取扱説明書がないので河合楽器電子ピアノ型番PW1000なのでネット上から取説をダウンロードしプリントして差し上げた。 これで家内も草葉の陰で喜んでいることだろう。



■3月7日(日曜日)晴れ
昨夜は8時間熟睡、気分爽快!
今日は予定がないので久しぶりにパチンコに行くことにした。
行く前にどんな機種が連荘するのかインターネットで確認すると海物語沖縄4桜バージョンと出た。早速行きつけのパチンコ屋で探すと2台設置されていた。ワクワクしながら台に座って打ち始めると58回転でレギュラーボーナスが来た、その後なんと16連荘、久々に興奮、たまには良いこともあるもんだとニヤリ。
そのおかげて夕食は握り寿司のごちそう。婆ちゃんの大好物だったサーモンの握り寿司を仏前にお供えした。
きっと、婆ちゃんが雲の上から「パチンコはほどほどにしなさいよ!」と言ってるに違いない。


■3月8日(月曜日)曇り
3月21日まで埼玉県の緊急事態宣言が延長されて、熊谷市深谷市の公共施設の休館が延長され、あらゆる行事が中止か延期になって自宅引きこもり状態となっている。コロナ感染症も終息になりりつつあるが、まだまだ予断を許さない状況にあるようだ。
家内が2020年12月8日に亡くなって丸3か月いまだに
「お父さん今日の予定は?」
と聞きに来るような気がする。やはり半世紀も共に暮らしてきた二人の軌跡はすぐに消えそうもない。
夕食は婆ちゃんの大好きだったお赤飯を炊いて仏前にあげて、長年の苦労に感謝を捧げた。

お赤飯をあげるとは不謹慎と思われるかもしれないが婆ちゃんの好きなものをいつも仏壇にあげたいと爺ちゃんは思っている。

■3月9日(火曜日)曇り
ここ1週間深谷市の新型コロナウイルス感染者もかなり減少し、このまま鎮静化してほしいものだと思っている。
いつも爺ちゃんをLineVideeo電話で励ましてくれる孫のN.Mに最新ノートパソコンをプレゼントすることにした。
機種はHP ENVY 15-ep0000 クリエイターモデルでカスタマイズしてプレゼントすることにした。
CPUはintelCorei9-10885Hプロセッサー(2.40GHz-5.3GHz/16MB)でメモリーは32Gb、ディスプレイはフルHDの4倍の解像度UHD(4K)有機ELデイスプレイ。
Microsoft office、液晶保護フィルム、マカフィーを追加した。これで4~5年は使えるであろう。
あとはメンテナンスソフトGlary Utilitiesをダウンロードしていつも快適に使ってほしい。
受注生産なので納期が若干かかるので楽しみに待っていて下さい。

■3月10日(水曜日)曇り
爺ちゃんは全く手紙を書かなくなって拾年以上たっている。パソコンに向かってちょこちょこと文章を打って送信をクリックすれば用事が済んでしまう。ところが、熊高の同窓生T・O氏から家内の葬儀のお香のお返しに産直商品を送ったら、達筆で素晴らしい文章でお礼のお手紙を頂いた。さすが元校長先生と感心している。 爺ちゃんも見習ってこれからは手紙を大いに書こうかと思っている。しかも毛筆で・・・・・

■3月11日(木曜日)晴れ
久しぶりに快晴、朝5時半に起きて洗濯、よく乾きそうだ!
家内が我が家からいなくなって、毎日家内がしてきた家事をやってみるとなんと多いことかと驚かされる。その一つでもさぼってしまうと積み重なって大変なことになる。あんな体力のない体で頑張ってくれたと、改めて感謝している。
一日の仕事の流れは朝起きてカーテンを開けることから始まり、まず洗濯、その間に朝食の準備、そして朝食、洗濯物を干して、台所の洗いしまい、その後部屋の掃除やお風呂の掃除、そしてトイレの掃除、書き出すといっぱいになるので書かぬが主婦の仕事と言うものは大変だと自分でやってみて感じている。
「そんなところに隠れていないで、帰って来いよ!」と叫びたくなる。
孫との VIDEO電話で、妙に家内のことを思い出してしまって爺ちゃん泣いてしまった。「ごめん泣き虫爺ちゃん許してください」

■3月12日(金曜日)曇り
最近、妙に買い物づいている。自分自身では分からぬが、家内が亡くなってのストレスからくるのかもしれない。そのため、お仏壇の仏具、ローソク立て、常花、リン、リン台、お供え用器、を一新した。ご先祖さんたちも喜んでいるだろう。生前家内の介護で家内の病の苦しさを理解してあげられなかったことへの償いの意味もある。これで許してもらえないかもしれないがささやかな爺ちゃんの感謝の気持である。ついでにお仏壇の前に置く台も購入して、頂いたお線香やお花を置いている。
 今日の夕食


■3月13日(土曜日)雨
家内の使用していたピアノをお世話になっていたピアノの先生のお弟子さんで、これからピアノを購入される予定の生徒さんへ差し上げる件、引き取り予定日であったが、天候不順で延期となってしまった。ピアノの行き先が決定してよかった。そして新たな人に大切に使っていただけたなら家内もきっと喜んでいることだと思う。

■3月14日(日曜日)晴れ
昨夜は1時半ごろ「お父さん!お父さん!」と言う家内の声を聴いたような錯覚で起きてしまった。その後、寝よう寝ようとしたが、家内の介護を思い出すとますます眼が冴えてしまって寝られず起きてしまった。こんなことが1週間に1回は必ずある。やはり家内の介護にやさしい言葉ややさしい行動をとってあげられなかった悔いが残っているからだろう。
昨日の雨で延期になったピアノ輸送を今日の11時から行うと先生から連絡あり。午前11時にご主人、先生、ご長男、ご次男の4人で来ていただき分解して運ぶという。分解したら先生の車に入ってしまった。、行く先は先生のお孫さんが使ってくださるとのこと、

家内のピアノが無くなって応接間は広くなったが、一抹の寂しさを感じる。

■3月15日(月曜日)晴れ
昨夜は前日の睡眠時間の短かった影響で7時間半も熟睡してしまった。人間の身体ってよくできていると感心している。
彩の国いきがい大学熊連協ホームページの2021年度版切り替え準備を始めた。
ホームページを開設して2021年度で9年目に入る。設立当時の会長T・N氏はもうこの世にはいない。開設時には喧々諤々協議し、終いには喧嘩となったこともはるか彼方昔の話となってしまった。 T・N氏自体がホームページについて無知であったのが協議を長引かせてしまっていたが、協議を重ねるうちに理解してくれた あれから9年私も歳を取ってしまった。
新年度の熊連協のデータが確定しなければ切り替えできないのだが、事前準備をしておかなないと私1人では時間的に限界がある。2020年度のトップ記事はやはりコロナウイルスのことであろう。
それよりも問題なのは熊連協の会員としていくつの期が残ってくれるかだろう。コロナウイルスの影響で2020年度は熊連協として各期に何のサポートも出来ず、また各期もコロナウイルス騒動で自主活動も休眠の状態であったはずである。2021年度こそコロナウイルス騒動が収まり熊連協の事業も実施され、会員の皆様により良いカリキュラムを提供できれば大いに活性化できると思っている。その一翼をホームページも担えればこんなうれしいことはない。
 今日の夕食

朝食はサンドイッチ、午前11時ころ夕食分を含めて0.7合ご飯を炊くルーチンで食事の準備をしているが、やはり作りすぎの傾向がある。一人飯の作る難しさを感じている。

■3月16日(火曜日)晴れ
家内が埼玉県県民共済に加入していたのをすっかり忘れていて支払明細書が来て慌てて死亡しましたと連絡していた。その手続き書類が到着したので、早速、必要書類を集めて手続きをすることにした。
それから、この一週間くしゃみが出て困っている。原因は花粉の飛散が暖かくなって本格的になったのが原因らしい。以前から花粉症ではあったがこんなにひどいのは初めてである。我が家の裏の竹林の中はおやじが植えた大きな杉の木が何本もあるのだから仕方ないのだ!。
生前、家内は「あんな杉の木は切ってしまいましょうよ!」といつもこの季節になると言っていた。

■3月17日(水曜日)晴れ
今日は予定なし。裏の物置でも整理しようかと思ったのだが気力なく中止。
家内の介護がかなり厳しくなった1年前頃から、通販で購入した商品の段ボールなのである。やらなければと思っているが一向に始まらない。もう一寸暖かくなってからにしよう。
物置にはミカン箱に入った清水家の資料や農業機械が入っている。身体が自由に動くときは1月に1度くらいは掃除してきれいにしていたが、もう5年くらい整理整頓したことがない。結婚して以来、家内が書いていた家計簿も50年分くらいはあるはずで一度日記部分を読み返してみたいと思っている。


■3月18日(木曜日)晴れ
昨日は何故か、一日うつらうつらとしていたように感じ、ついに爺ちゃんも認知症の初期状態だろうか?、かかりつけ医は認知症について全くの専門外なので、家内がかかっていたT医院へ行ってみようと思っている。
今年84歳、もう84歳と思うか、まだ84歳と思うかの考え方で生きる気力が違うというが、 現実は体力も無くなりつつあり、歩行も怪しくなってきて、気力だけではカバーできなくなってきた。
先日お願いしておいた家内の死亡診断書の再発行ができたとA病院から電話あり、午後、受け取りに行った。その帰りに家内の除籍謄本と爺の印鑑照明を深谷市役所川本支所にて取得して、埼玉県民共済への死亡共済金請求書を郵送した。家内の手続きで残るのはゆうちょ銀行の預金と武蔵野銀行の預金閉鎖であるが気が向いたときボチボチやろうと思っている。
いろいろ、外出していろんな人にあったが、何んとカーディガンを前後ろさかさまに着て平然としてたらしい、夕方、前の家のK・Sさんが回覧板をもって来て「セーターがさかさまだよ!」と教えてくれて気が付いた。何たる失態、きっとお会いした人たちはちょっと呆けた爺さんと思ったに違いない。とほほほほ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!、婆ちゃん助けてくれ~~~~~~~

■3月19日(金曜日)曇り
今日はセーターを前後間違わず着ましたので皆さん安心してください。

昨日の夕食は作るのが嫌になって、すべてセブンイレブンのお弁当にしてしまった。家内が亡くなってご飯を作るのが嫌になったのは初めてであるが、時にはお弁当もいいだろう。
今日はPAL生協の配達日、注文のサイクルにたいぶ慣れてきた。爺として一番ありがたいのはセット物である。例えばすき焼きセットやカキなべセットである。具材がすべてワンセットになっていて鍋で煮付けるだけなのである。量的にも多くなく助かっている。
また、ビールや野菜ジュースのケース買いも重いものを玄関まで運んでくれるので老人にはとてもありがたい。

■3月20日(土曜日)曇り
毎夜そうなのだが、家内を思い出すと、次から次へといろんなことが脳裏を駆け巡り眠れなくなってしまう。しかし、昨夜は久しぶりに9時間爆睡する。
三寒四温、益々春が近づいてきた。熊谷の桜も開花したという、そうなると、今年も我が家は2,650m²の屋敷の雑草との戦いが始まる。草刈り、除草剤散布、老体にムチ打ちできるだろうか?、一抹の不安があるが、時間がかかっても健康のために頑張ろう。何時も家内が言っていた「俺がやらなきゃ~、誰がやる!」の心境なり。

今日の夕食

家内の介護をしながら食べられなくなった3か月を見ていて、生きるなら食べないとだめだと悟った。それ以降、爺は食いすぎるほど食っている。亡くなった家内の分まで。。。。。

■3月21日(日曜日)曇りのち雨
今日は楽しみな朝を迎えた。なぜなら、長男のお嫁さんと孫のRとKが我が家に来てくれる。 1人暮らしの爺にとって話し相手ができるのはこの上ない楽しみなのだ!
久し振りに、饒舌になって孫のお説教になってしまった。果たして孫は理解してくれたかどうかはわからないが、きっと「嫌な爺ちゃん」と思ってるに違いない。しかし、誰かが憎まれ役をして苦言をていさないとたくましい孫に育たぬような気がしてならない。

■3月22日(月曜日)曇り
ここ2日酒を控えたので寝つきが悪い。10時に寝ても寝付くのに1時間もかかてやっと寝る始末、高齢になると睡眠と排泄が不規則になりがちである。ましてや、53年も連れ添った相棒が死に一人暮らしになったのだから、余計にそうなっても仕方ないと思う。

■3月23日(火曜日)快晴
今日は彼岸明けでお墓参り、家内が亡くなって初彼岸である。未だ、爺ちゃんの頭の中には婆ちゃんが生きている。
ウィキペディア(Wikipedia)で彼岸について調べてみた。彼岸の由来は
【浄土思想でいう「極楽浄土」(阿弥陀如来が治める浄土の一種、西方浄土)は西方にあり、1年の内で2度、昼と夜との長さが同じになる春分と秋分は、太陽が真東から昇り、真西に沈むので、西方に沈む太陽を礼拝し、遙か彼方の極楽浄土に思いをはせたのが彼岸の始まりである。昼夜・東西が平行になるお彼岸の時期には、「あの世」へのゲートが開くといわれてきた。現在ではこのように仏教行事として説明される場合が多い。それがやがて、祖先供養の行事へと趣旨が変わって定着した。】
いい勉強になりました。あの世とのゲートが外されたんで今日はお墓に会いに行ってきます。
我が家の墓誌に婆ちゃんの記録が刻み込まれています。もうすぐ爺ちゃんも隣に刻み込まれるでしょう。

■3月24日(水曜日)快晴
「暑さ寒さも彼岸まで!」と昔の人は言ってましたが、その彼岸が終わりました。これから桜が咲き春の七草が芽吹いてきます。いよいよ、草退治の機器を整備しないとあっという間にお化け屋敷になってしまいます。老体をだましだましぼちぼち行こうと思っています。

家内が他界してから非常に睡眠が不安定となっていた。布団を購入したりしてみたが、元来貧乏性の癖が抜けずあまりにもフワフワしすぎて寝付かれず物置にぶっこんで置いたの長男が持って行って使用している。今回は枕を購入してみた。お偉い先生の解説でレム睡眠にはいれる枕だそうだ!、二日間使用してみたが、まだ、効能がわからない。使用感は頭が包みこまれるようでよろしい。
素材は網目状のプラスチック(通気性がよく頭を冷やすらしい)なので耐久性はいかがなものかと思っている。
今日の夕食はカキフライとサーモンのお刺身



■3月25日(木曜日)曇り
予定なし
やる事はぱいあるのだけれど、未だ、やる気が起きない。家内が元気だった頃は
「お父さん今日は草刈りでもしたら?」
と仕事を誘導してくれた。作業が終わると
「きれいになったね!」
とほめて慰労してくれて爺も大いに良い気分になっていた。しかし、今はその家内もいない・・・・・・
今朝パソコンルームで電源を入れて周りを見渡したら埃だらけ、意を決して掃除となってしまった。

あとはパソコン内の埃をエアーダスターで取り除く必要がある。
9時頃になって、裏の物置のたまってる段ボールを整理した。奥から出てきた草刈り機を今年初めてエンジンをかけてみた。一発でエンジンが起動、「今年も頼むぜ!」と言いたくなった

■3月26日(金曜日)晴れ
昨日から妙に掃除づいている。今日は昨日の残りの段ボールの整理をしよう。整理してみるとやはりきれいになって気持ちがよろしい。資源ごみで市役所の方に出そう。
そして、除草剤散布機と耕運機の整備だが果たして2年以上動かしていないものが動くのだろうか?
午後、なんとなく携帯電話の写真を見ていたら

3枚の家内の写真を見て、いつもお気に入りの前掛けと毛糸のチョッキを着ているのに気が付いた、認知症でも自分の好きなものを着たかったのだろう。その好きな毛糸のチョッキを棺に中に入れてあげたのは良かったと思っている。きっと、手甲脚絆に毛糸のチョッキを着て三途の川を渡ったに違いない。

■3月27日(土曜日)晴れ
ここ3日ばかり働きすぎで腰が重たい、今日は静かにしていよう。
昨日、高校時代の同窓生のT・OさんがLINEのお友達に登録して下さったので、早速近況と爺のホームページを紹介したのだが、音沙汰無い、どうしたものか電話でもしてみようと思っている。
数日前から少しづつ整理し始めた裏の物置が半分くらい片づけた。

去年は家内の介護等で一度も整理整頓したことがなかったのでゴミ置き場化していた。あとは中2階とリヤカーの裏側と整理棚でボチボチやろうと思っている

■3月28日(日曜日)曇りのち雨
今日も無事に朝を迎えられた。物置の整理も6割くらい進み残り4割を頑張らねばと自分に言い聞かせている。遺言の原本ができたので、今日から手書きに変換しようと準備している。しかし、全てをやり終えてしまうとお迎えが来るような気がしていくらか残しておこうと思っている。
午後、草退治の機械の整備になってしまった。早いうちならばあまり体力を消耗しないで作業ができるから事前準備を終わらせておきたい。そんな気持ちがあるからじっとしていられないのかもしれない。
本当に春草の成長の速さには驚かされる。隣近所を気にしなくてもいいのだが、ほとんどの家は草一本生えていないのだから、どうしても気にしてしまうのである。

■3月29日(月曜日)晴れ
熊谷の桜も3分咲きらしい。益々、春が近付いてきた。今日はかかりつけ医の定期健診日、生活が落ち着いてきたのでまた血圧の測定を始めたのだが、早朝の数値が150~82位になっており、以前の数値より20くらいアップしている事を主治医にお話ししたが反応はなく、ただ一言「塩分は取らないように!」とのことだった。いや~爺としては薬を変えてほしかったのだが・・・・・
塩分を取らぬようにと言っても、醤油、みそ、ハム、ラーメン、みんな塩分が入ってる、どうしたもんだろうか?
午後、孫のKから初めて電話あり、先日来た時に「本当にイラストを学ぶならパソコン買ってあげても良いよ」と言ってあった返事であった、「お父さんに許可をもらったのでよろしくお願いします」と初めて自分から電話してきたのである。爺ちゃん嬉しくなってしまって、早速マウスコンピューターと契約した。4月10日頃入荷予定。

■3月30日(火曜日)晴れ
今日は予定なし、物置の整理整頓か?
一輪車のタイヤがパンクして使用不能になっていたがやっと発注したタイヤが到着した。明日、車輪の付替えをして使用できるようにしよう。

物を運ぶには大きなリヤカーがあるが、これも空気が抜けて使い物にならない。爺ちゃんが小学生の頃の代物だから仕方ないだろうともっている。

■3月31日(水曜日)晴れ
これで3月も終わり。家内が亡くなってもうすぐ4か月、ますます、家内がいつも言ってた言葉がよみがえってくる。
朝、パソコンルームにいると、毎日聞きに来ていた、
「お父さん今日の予定は?」
1週間に3回通院してたK整形外科から帰る途中植松橋を渡るときのいつも言ってた、
「ここは田舎だね~!」
かかりつけ医に行くときに洋服を着かえてパソコンルームにきて、
「お待たせ!」
3年間爺が食事の準備をして、食べ始めると、いつも、
「このおかず味つけいいね~」
居間からトイレまで歩行が困難になった時、爺が家内の手をもって誘導した時、自分を励ましながら、
「純子頑張れ!純子頑張れ!」と歩いた。
今でも耳に焼き付いた家内の声が聞こえてくる。
午後、ポストに郵便物を取りに行って前庭を見たらタンポポが満開、

見てきれいなのだが、草刈り機にとっては地面にピッタリ生えているので刈りづらく困りものなのである。
タンポポの花を見たら、今年の草との戦い開始である。