とんとんトンカラリンの隣組が懐かしい。

悲しき旅立ち

先日、一人暮らしの老人が寂しく息を引き取った。
こんな話はどこにでもあるのだが、ここからが問題で、死後1週間誰も気が付かなかったのだ。
この豊かな時代に、一人暮らしの老人を近所の人たちが支える構図が崩れ去っているのである。自分は自分、人は人という寂しい時代となってしまった。
以前、民生委員の時、市長に「冷蔵庫にセンサーを付けて電話回線で管理し、一日に一度も開け閉めしなかったら表敬訪問というシステムを構築しらたどう」と話したことがあったが、市長が脳梗塞で亡くなってそのままになってしまった。
最近、緊急通報システムなる物が運用を始めたが、これは民間総投げで突然の身体異常のときの救急システムにすぎず、これをもって解決とは言えない。
わけのわからぬ無駄な予算を使うのであれば、今こそ、一人暮らしの老人の安心度を満足させるシステム、老人のためのネットワークを創ってほしいものである!
病院、介護センター、行政、消防署、警察、等々を常時回線で結び、情報を共有して対応すれば素晴らしいではないか!
こんな発想をどこかに自治体で始めないものか!
お年寄りがこの町に住んで良かったと言ってくれる町を日本中に多くしたいものだと爺は思う。