若者よ地球上を歩き回っていろんなことを吸収しろ。

フリーター

ある青年の話を聞いた。
初対面の人に会って
「お仕事は何をなさっていますか?」
と聞かれ、
青年は
「フリーターです」
と答えるのだそうだ。
すると、今まで和気あいあいとした雰囲気であったのが、ガラッと変わってしまうと言っていた。
フリーターが社会の落後者に見られてしまうらしい、青年は大学を卒業後、「自分のやりたいことが見えてこないので、社会に縛られて自分を見失いたくない」と言うのだ!
昔、爺の大学卒業時、自分のやりたいこととかけ離れた企業に就職してしまった。
これは今まで貧しい中から学費を出してもらった両親へ少しでも早く、返したいと言う思いからであった。
今の若者の主張には考えさせられるものがあるが、これが社会現象となってくると、日本の社会構造の根本が崩れてくるように感じる。
親の傘の下に居れば、食うに困ることはない若者が多くなっている。
以前、アメリカを旅した時、カリフォニア大学卒業の素晴らしい若者にであった。
「アメリカでは高校を卒業すると99%の学生が親元から離れ独立する」と言っていた。
或る者は奨学金を得て大学に進み、或る者は軍隊に入って大学の学費免除の資格を得て大学へ行き、或る者は就職し自立するのだと言っていた。
一番驚いたのは、アメリカの大学制度のオープンな事であった。たとえばコロラド大学で一年の一学期を履修し、デンバー大学で一年の二学期を履修できるという話、その壮大さはまさにUSAそのものである。
これがあるべき大学の姿なのかもしれないが、一流大学卒の肩書きを背負って企業内派閥を作ってる日本ではありえないことであろう。
若者よ!
日本を脱出しろ!
地球の裏側まで見てくるがいい。
そうすれば、何が大切か、何が必要か、何をするべきか、必ず答えが出るはずだ!
それから、人生を組み立てても遅くはない!