日本は逆行してる。のど元過ぎれば熱さ忘れるである。

特定秘密保護法案

安倍内閣の横暴さが出始めた。
特定秘密保護法なるお化け法を早急に通過させたいご様子である。
国民の声を聞く耳なんてまったくもっていないし、総選挙で国民の皆さんから過半数の支持をもらったから、我々のすることはすべて正しいとでも言うのだろうか?
自惚れるのもいい加減にしてほしい。
民主党政権にあきれたから、仕方なしに自民党に入れたにすぎない。
秘密保護法の内容は
「その漏えいが我が国の安全保障に著しく支障を与えるおそれがあるため、特に秘匿することが必要であるもの」を行政機関が「特定秘密」に指定する
秘密を扱う人、その周辺の人々を政府が調査・管理する「適性評価制度」を導入する
「特定秘密」を漏らした人、それを知ろうとした人を厳しく処罰する
が基本骨子だそうである
爺は軍機保護法(ぐんきほごほう、昭和12年8月14日法律第72号)や治安維持法(ちあんいじほう、 昭和16年3月10日法律第54号)が思い出されてならない。太平洋戦争中に戦争が激しくなると、拡大解釈されて国民は息をひそめて生きてきた。
また、そんな事を繰り返すのだろうか?
昔、憲兵や特高が闊歩し、そこらじゅうに官憲のスパイがいた暗黒の時代に戻るのだろうか?
国家の機密を漏らしたものの処罰は国家公務員法や自衛隊法によって決められているはずである。
ジャーナリストのカレル・ヴァン・ウォルフレンは「いまだ人間を幸福にしない日本というシステム」という本の中で"自分たちの人生はどこかおかしい、この漠然とした不満を多くの日本人が感じているのはなぜだろう"と書いている。
赤じゅうたんの上の能天気なお偉いさんはそんな事を感じる繊細な頭脳を持ってる人は一人もいないであろう。