マニュアル人間
先日、あるお坊さんの法話を聞き、笑ったり、涙したり、素晴らしいお話だった。
今の人たちは奪うことのみ考えていて、与えることを忘れてしまっている。
人は与えることによって、心豊かにもなり、幸せにもなると言うのである。
今の世の中、自分だけ良ければいいという人があまりにも多いし、自分自身で考える事もやめてしまっている。
このような人たちが多くなってしまった原因は何なのだろうか？
お坊さんの法話の中に面白い話があった。
お坊さんの娘さんたちが山陰の親戚に旅行するため、航空券を購入するので航空会社のカウンターに行って、
「１９歳と１６歳の子供が島根まで行くので航空券２枚お願いします」
と言ったら、
「お煙草お吸いになりますか？」
と返事が返ってきたというのだ。
このように"○○○"と言われたら"□□□"と答えなさい。と接客のマニュアルで決められていて、社員は何も考えず、そのマニュアルに従っているだけなのだ。
個人の思考を必要としない社会になってしまったらあまりのも寂しすぎるしおそろしい。
ますます、無味乾燥な社会になってしまいそうである。