世の中、自己中心者が多くなり、解らぬことが多発する。

どうなってるの?

今、日本は動機なき殺人が多発している。
駅のホームから人を突き落としたというのだが、突き落とされた方はたまったものではない。
突き落とした方は引きこもりで社会に順応出来ず、殺人ゲームに興じていて、ゲームと現実の境が見極められない生き方をしていたらしい。
異常な犯罪を犯した者をみると、引きこもりがちで、定職に就かず、小心者でテレビゲームが大好きという若者が浮かび上がってくる。
家庭の倒壊や急速な社会の変化に対応できず、若者の心が蝕まれてしまうのだろうか?
昔、家庭は子供たちがいて、父母がいて、爺婆がいて、各々が役割を持って、生活し、子供たちを育んできたが、今は核家族化し全く別々になってしまっている。
その上少子化で過保護や溺愛で子供たちを育てている。
当然、家庭教育は歪んだものになって、良いことも悪いことも見極めがつかないようになってしまった。
そして、学校教育も過保護と溺愛のPTAによる圧力で教師は萎縮し、真の教育を放棄してしまっている。
ある教師が話していた。
「自分の 娘を学芸会でなぜ主役にしないのか?」
とクレームをつけてきた言うのだ。
それよりもひどいのは
「卒業アルバムに自分の娘の写真が少ないから作り直せ!」
と言うのだそうだ。
こうなるとあきれ返って言葉も出なくなる。
今や親が子供のレベルの常識しか持ち合わせていないのだから、異常な子供が出来てしまうのもうなずける。
昔は隣組なるものがあって、悪ガキがいれば隣組の爺さん婆さんがその子に善悪を教えたものだ。
今そんなことをしたら、
「私の子供に何をする。余計なことしないでおくれ!」
と怒鳴りこまれるのがおちであろう。
世界の中で、礼儀正しく、勤勉な日本人という評価は、過去のものとなってしまった。